貸倉庫の建物管理が必要な理由

貸倉庫の建物管理とは?

貸倉庫のような一棟貸しの物件に関して、貸倉庫・貸工場の建物管理は概ね自主管理になります。

建物管理とは、例えばゴミ処理や、防犯上の機械警備の設置、日常清掃、消防点検整備などがあります。

オフィスビルなどの事務所を借りる場合は、共益費・管理費という名目で、

上記の内容が含まれており、オフィスビルの管理会社がそれぞれ委託会社を通して、

エレベーター点検等も含んで対応して頂けますので、自主管理して頂く費用がありません。

しかしながら、貸倉庫等の一棟貸し物件には、概ね共益費・管理費の設定が無い事が多く、

設定が無い分、貸倉庫などの建物管理は全て入居者による自主管理となります。

 

よって、最低限でも必要になる点としては、

・産業廃棄物業者との契約(ゴミ処理)

・消防点検整備

…の2点は、入居者負担にて行って頂かなくてはなりません。

 

入居後からでも対応は可能だと思いますが、

事前に確認してから建物の利用を始める方がベストです。

 

尚、概ねこのような内容に対して、何処に連絡すれば良いのか…等が

分からない場合は、賃貸借契約した貸倉庫物件等の専門不動産会社へ連絡すると

対応してくれる事が多いので、建物賃貸借契約と共にご依頼する事をおススメ致します。

 

※失敗しない不動産会社の選択

 

 

消防点検

前項でも記載した通り、消防点検は自主管理物件の場合、必ず入居者にて行わなければなりません。

尚、消防点検については、物件によりますが専門的分野でもありますので、

貸倉庫の管理会社などに依頼する事をおススメ致します。

 

内容としては、事務所造作などの間仕切壁を設置したり、その他設備を設置することによって、

自動火災報知機などの感知器、消火器の数量、避難経路になる誘導灯等の設置を

追加しなければならないことがあります。

 

※特に貸倉庫、貸工場、倉庫兼事務所等に関しては、

 入居者の利用方法によって消防設備を変更したり、

 追加したりしなければならない事がありますので、

 事前に確認しておく事が必要です。

 

これに関しては、消防法等に抵触する内容でありますので、

無知のまま対応していなければ、有事が発生した際、大変なトラブルになります。

 

基本的に、建物を引き渡すまでの状態は、

貸主側が点検整備して頂けますが、その後は借主が行わなくてはなりません。

 

※オフィスビルと同様に、連棟の貸倉庫などの場合、

 共益費設定がある場合もあります。

 但し、その共益費設定の内訳に消防設備点検等が入っているかどうかの

 確認は事前に行なっておいて下さい。

 

※貸倉庫内に事務所やその他設備を造作する場合…

 

設備や什器の残置物がある場合

貸倉庫や貸工場、事務所等に入居する際、

前入居者が置いて行かれた残置物がある場合があります。

 

例えば、空調や間仕切壁などで貸主が設置した設備ではないものを指し示します。

 

残置物に対しての捉え方としては、

その設備はあくまで貸主が設置した設備や什器ではありませんので、

故障・破損・経年劣化しても、貸主や管理会社は一切責任を負わない事となりますので、

修理・入替・交換等は全て借主にて負担対応しなければなりません。

 

残置物の引き継ぎは、その設備や什器の管理及び原状回復義務も引き継ぐという事になります。

建物賃貸借契約を行なう際、残置物がある場合、必ずどの設備が残置物であるのかどうかを

明確にしておき、貸主にも確認しておいて頂く事を行ないましょう。

 

主な残置物の対象となる設備は…

・間仕切壁等による倉庫内の事務所

・ホイストクレーン

・電気設備(キュービクル等)

 

※貸主が費用負担し設置したものでは無いが、

 ”高価であり、簡単に移動する事が出来ない、汎用性がある可能性が高い設備”

 という設備が残置物の対象になりやすい傾向があります。